市場で目利きする素材から始まる一日
和ふらんす舘山の料理は、シェフが毎朝市場へ足を運び、その時季に一番輝きを放つ魚や野菜を厳選するところから始まります。その日に一番冴えた食材を選び抜くことへのこだわりが、定番メニューを設けないという独自のスタイルを生み出しています。魚や肉、野菜それぞれが持つ個性を丁寧に見極め、素材の表情を最大限に引き出す調理法を選択することで、訪れるたびに新鮮な驚きに出会える料理を実現しています。
週ごとにメニューを入れ替える柔軟な姿勢により、通うごとに異なる料理やお酒との出会いが楽しめることが醍醐味です。和と仏が交差する独自の調理法で仕上げた一皿は、旬の恵みを惜しみなく使用し、フレンチのソースや香り高い仕立てを融合させることで、舌だけでなく目や耳でも楽しめる特別な体験を提供します。新福島駅から徒歩約1分という利便性の高い立地で、この唯一無二の食の世界をご堪能いただけます。
伝統と革新が交わる和洋折衷の美学
和ふらんす舘山において、30年以上にわたって磨き続けてきた技術と感性が注ぎ込まれているのが、和洋折衷という料理スタイルです。和の繊細さとフレンチの華やかさを一皿に表現するために、和懐石の流れを基調としながら、フレンチの技法と彩りを加えた構成を採用しています。伝統を重んじながらも進化を止めない姿勢が、和ふらんす舘山ならではの表現を生み出しています。
日本の食文化が誇るお造りにフレンチの繊細なエスプリを融合させた一皿では、主役である鮮魚の持ち味を最大限に活かしつつ、彩り豊かなソースや意外性のある薬味を添えることで、味覚の新たな扉を開きます。メイン料理では出汁やソースの香りを重ねることで五感に響く仕上がりを実現し、食材が変化していく音や香り、鮮やかな彩りを間近に感じられる体験を提供しています。和ふらんす神田川店で30年研鑽を積んだ経験を糧に、和とフレンチの融合をさらに追求しています。
コースに込められた季節の物語
基本となる2種類のおまかせコースは、魚料理と肉料理を中心に全7品で構成され、和懐石の流れにフレンチの彩りを加えた特別な仕立てとなっています。コースの幕開けを飾るのは、日本の四季を繊細に映し出した4〜5品の前菜で、見た目の美しさ、豊かな香り、口にした瞬間の感動が重なり合い、和ふらんす舘山の世界観への入り口となります。続く温かいスープは、旬の野菜の旨みを丁寧に引き出した滋味深い一杯で、少量ながらも記憶に残る奥深い味わいを提供します。
14,300円のコースでは良質な厳選食材を贅沢に使用し、11,000円のコースでは旬食材と匠の技が織り成す内容をお楽しみいただけます。8,800円の酒肴コースは全5品で構成され、旬の肴と和ふらんすの逸品で今宵を彩ります。さらに21時以降は深夜のアラカルトメニューもご用意しており、夜を締めくくる上質な一皿として1,650円からお楽しみいただけます。2時間30分の滞在可能時間の中で、ゆったりと料理の物語をご堪能ください。
8席のカウンターが紡ぐ特等席の体験
和ふらんす舘山のカウンターは、お客様とシェフが一体となる特別な舞台として機能しています。わずか8席という限られた空間だからこそ実現できる親密さと臨場感が、この場所だけの醍醐味です。扉を開けると迎えるのは、まだらなレンガの壁、温かみのある木のカウンター、そして柔らかい光が織りなす、高級感と優しさが共存する空間です。新福島駅からすぐの立地でありながら、喧騒を忘れられる静けさが漂い、日常を離れたような安らぎをもたらします。
調理を行うシェフと視線を交わしながら、食材が美しい一皿に昇華されていく音、香り、手さばきをライブ感たっぷりに感じられます。時には会話を弾ませながら、料理が生まれる背景にある物語も味わいのひとつとしてご堪能いただけます。シェフの故郷である青森県の厳選した日本酒を常時取り揃え、豊かな自然が醸す芳醇な味わいと繊細な料理との調和を大切にしています。完全予約制により細やかなサービスを実現し、記念日や接待、大切な方との食事にふさわしい特別な時間を提供しています。
